アドロミスクス 宇玉殿 リトルスフェロイド ころころ玉系アドロ 多肉図鑑

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アドロミスクス 宇玉殿 ‘リトルスフェロイド’とは

ころころと丸みを帯びた、小さな惑星たちが集まってひとつの宇宙を描くような姿。 それが「アドロミスクス 宇玉殿 ‘リトルスフェロイド’」です。
『リトルスフェロイド』とは直訳で“小さな球体”。
その名の通り、葉一枚一枚がぷっくりとした球状で、まるで小惑星のような存在感。艶やかというより、すこし粉を吹いたような質感があり、光をやわらかくまとってくれるのが特徴です。

基本情報(分類・属名・原産地など)

  • 学名:Adromischus marianiae var. herrei ‘Little Spheroid’
  • 属名:アドロミスクス属(Adromischus)
  • 科名:ベンケイソウ科(Crassulaceae)
  • 原産地:南アフリカ(ナマクアランドなどの乾燥地帯)
  • タイプ:小型多年草・塊根性多肉植物

▶気根を伸ばす造形美
ゲイエリ

魅力とは?

リトルスフェロイド最大の魅力は、丸い葉形がさながら宇宙の惑星のような見た目にあります。 その葉の丸み、質感、色合いは気まぐれ。
ある葉はオリーブ色、ある葉はややグレイッシュ。粉吹き感の強いものもあれば、やや艶のある球も。
育てていくうちに、自分だけの宇玉惑星群が手のひらの上で成長していく――そんな育成のロマンが詰まったアドロなのです。

香りと花

ふだんは無言を貫くような佇まいですが、春〜夏にかけて、そっと花茎を伸ばすことがあります。
花は地味な目立たない感じで、細長く小さな筒状。
ピンク〜淡い白の小花を咲かせます。

育て方のコツ

  • 日光:明るい半日陰が理想。直射日光が強すぎるとジュレるため、レース越しや朝日がおすすめ。
  • 水やり:乾燥気味に。春と秋は成長期なので水やりはやや多め、夏と冬は控えめに。
  • 用土:水はけのよい多肉用培養土+軽石系で根腐れ防止を。
  • 風通し:風通しのよい場所で管理すると、ヘイジーな色合いの葉が美しく保てます。
  • 増やし方:葉挿し可能です。気長に待ちましょう。

えんちょのひとことメモ

宇玉殿リトルスフェロイドは成長とともに幹立ちして盆栽のような景色を愉しませてくれます。 ダークでヘイジーな怪しげな色合いと丸い葉、気根まで生やし始めるとさながら宇宙植物のような…… なるほど、それで『宇』をつけたのか。
地味なようで、実は奥行き深くて。
だからこそ惹かれてしまいます。

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この記事を書いた人

多肉植物の栽培を始め苦節九年当時、ストレスの多い現代社会に苦悩していた中....

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