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アガベ グイエンゴーラとは
粉を吹いた白銀葉が重なり、寒夜には淡紅を帯びる──メキシコ・オアハカの石灰岩山に棲む大型アガベ。流通名“クリームブリュレ”の斑入り株は赤縁の鋸歯が甘い斑を引き締めます。
基本情報(分類・属名・原産地など)
学名:Agave guiengola/リュウゼツラン科アガベ属
原産:メキシコ・オアハカ州セロ・グイエンゴーラ(標高100–1000 m)
IUCN:絶滅危惧(EN)
耐寒:-2 ℃前後(乾燥下)
魅力とは?
幅広で肉厚な葉の粉白と、季節で表情を変える斑入り部のグラデーション。成株のゆるいウェーブは“荒野の優雅”を体現します。
香りと花
一生に一度だけ、5 m超の花茎に黄緑花を多数咲かせ、甘い香りで夜行性の受粉者を誘います。開花後、親株は役目を終え子株へ命を継ぎます。
育て方のコツ
光:通年強光。
潅水:成長期は乾いて2日後にたっぷり、冬は月1回少量。
用土:硬質赤玉主体の水はけ用土。
温度:霜と寒風を避ければ屋外越冬可。
植え替え:春に根を短く整えてから植え付け。
えんちょのひとことメモ
「朝陽で白く霞み、夜気で甘く染まる。そのミルキーなグラデーションに心を寄せ、過保護にしすぎなければ、世話は自然と身につくはず。」





